medium|相沢沙呼|【2020本屋大賞ノミネート!このミス、本ミス、ベストブック、三冠!】

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ミステリーに飢えている、可愛い探偵さんに飢えているという私と同じような心境のあなた!ぜひこの本をお手にとってみてください。霊視能力、降霊能力のある霊媒師と名乗る一見ミステリアスな女性、城塚翡翠と推理作家香月が、二人の力を合わせ、次々と事件を解決していきます。それだけでもとっても面白いのですが、まさかのどんでん返しがある本屋大賞にもノミネートされた圧巻の推理小説です!

こんな方にオススメ

「すべて伏線」の言葉に偽りなし。どんでん返しミステリーを求めるあなたへ。

心に刺さる言葉

”人間は自ら謎を解いたり、秘密を見つけたりすると、愚かにもそこにそれ以上の謎や秘密があることは考えないものなのです”

”わかりやすい謎を提示し、あえて読者に解かせ、それを解決しないまま物語を進めて、まったく違う答えや隠されていた最大の謎を示すのです”

感情を揺さぶる言葉、理路整然とした論理的な言葉。色々な言葉がこの小説には詰め込まれています。

感想

「霊媒というのは、正者と死者を媒介する存在です。だとしたら、僕はあなたの力を、論理を用いて現実へと媒介する、お手伝いをしましょう。」

霊媒探偵、ひすいちゃんと推理作家、香月が、まるでホームズとワトソンのように不可解な事件を解決してゆく物語…..と言いたいところですが!相沢沙呼さんはそんなところでは終わらせてくれません!

「すべてが伏線。」まさにこの言葉通りの精巧に組み立てられた、驚きの推理小説でした。

「え、まさか、そういうこと?!」と最後にどんでん返しと思いきや、また「え!?」が訪れるという驚きの連続でした(笑)そして、後味が悪く終わってしまう、と終盤寂しい気持ちになったのですが、ひすいちゃんは最後の最後まで本当に可愛いです。何が真で何が嘘なのか。仮面なのか本来の姿なのか。それはひすいちゃんにしか分からないでしょう。いや、ひすいちゃん自身も分からないかもしれません。ただ、ひすいちゃんが”detective”であること、そして、とても人間らしい一人の女性であることは確かだと感じました。

「中間の推理を悉く消去し、ただ始点と結論だけを示すとすると、安っぽくはあるが、ともかく相手を驚嘆させる効果は十分にある……」アーサー・コナン・ドイルの小説で、シャーロック・ホームズが口にする一説の引用が本文にあります。これも嘘か真か。

最後の最後まで油断ならない緻密な小説且つ、読みやすく、楽しさ満載の推理小説。皆さんもお手にとってみてください!

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